この記事では、日本からでもロシアからでも可能なシベリア鉄道の予約の仕方をお伝えします。
検索した時にすぐ出てくるやり方で予約してしまうと、本来の値段より高くついてしまう可能性があるので十分に注意してください。
僕は本来の約2.2倍の価格で予約してしまいました。
ネットで出ている方法は公式サイトではなく、代理店のサイトで予約する方法です。代理店で予約すると手数料を取られるので値段が上がる、という構図です。
しかし安心して予約したい場合は代理店のサイトで予約することは問題ありません。「楽」かつ「早い」のでおすすめできます。
今回この記事で紹介する方法は、代理店のサイトでの予約方法です。
公式サイトで予約する方法はgendachevさんが『ロシア通信 no.134 ロシア国鉄のネット予約方法』で丁寧に説明してくれています。とにかく安く予約したい!という人はぜひ読んでみてください。
それでは代理店で予約するメリットと手順をみていきましょう。
Contents
代理店サイトで予約するメリット
代理店サイトで予約するメリットは次の5つです。スムーズに乗車当日を迎えることができました。
- 分かりやすい英語
- サイトが使いやすい
- 日本のクレジットカードがほとんど使える
- PayPalに対応している
- e-ticket(駅でチケットを発行してもらう必要がない)
とにかく、代理店サイトで予約すると簡単です。僕も料金が高くなったことは悲しかったですが、サイトが見やすく、当日もかなり負担が少なくて利用して良かったと思っています。
チケットを予約する方法
➊ サイトにアクセスする
まずはサイトRussianTrainにアクセスしましょう。
アクセスすると下のような画面がでます。

➋ 「出発駅」「到着駅」「出発日」を決め、Searchを押す
次に、画像の赤枠の中を埋めていきます。
埋め終わったら”Search”で電車を探しましょう。
※往復の場合は、”Roundtrip”にチェック

➌ 好きな線を選び、席と枚数を選ぶ
すると電車がいくつか出てくるので、好きな線を選びます。
その際、時刻はモスクワ(UMT+3)の時間なので注意してください。なお、モスクワと日本の時差は6時間(日本のが早い)です。
席の違い
僕が乗ってみて個人的におすすめしたいのはLower bunk。
Lower bunk>Upper bunk>Upper side bunk>>>>>Lower side bunk
の順である。絶対にLower side bunkは選ばない。以下席の詳細。
Upper bunk | 二段ベッドの上 | 顔などを見られる心配がなく、一番プライベートが守られる。ただし、食事やトイレ時などいちいち下に降りる必要がある。 |
Lower bunk | 二段ベッドの下 | 行動が楽。ただし、上の人が食事の時は起きなければならないし、寝ている時に通路を歩く人に当たる時がある。 |
Upper side bunk | 二段ベッドの上 | 通常の二段ベッドと特に違いはない。 |
Lower side bunk | 二段ベッドの下(下写真参照) | 一番面倒くさい席。上の人が食事の際は起きて机を広げなけらばならないし、毎回ベッドを組み立てる必要がある。 |
下の写真は、Upper side bunkとLower side bunkの席。一見普通のテーブルとイスに見えるが、テーブルを折りたたんでベッドを組み立てる、という行為を毎回しなければならない。

予約時の画像

➍ 必要な情報を入力していき、”Continue with Booking”を押す
席を選んだら次は情報入力。全く難しくないので安心してください。
全て入力したら”Continue with Booking”を押しましょう。

❺ 注意事項が出てくるので、“OK”を押す
注意事項は次のことを書いています。
「ロシア発着の電車の場合、時刻はすべてモスクワタイム(UMT+3)です。国際鉄道の場合は、現地時間に合わせています。」
そのまま”OK”を押して先に進みましょう。

➏ 連絡先を入力し、決済をする
最後に今まで入力した情報が正しいか確かめて決済をします。
間違いが無ければ、連絡先を入力。
その後、クレジットカード決済かペイパル決済を選択し、各情報を入力しましょう。

➐ 決済完了後、予約番号が出るのでメモを取る。
決済が完了したら予約番号が出てくるので、きちんとメモを取っておきましょう。

➑ すぐに予約完了メールが届く
決済終了後すぐにメールが届きます。このメールにはチケットがついていないので、注意。
➒ 数時間後、チケットが添付されたメールが届く
その数時間から数日後にチケットが添付されたメールが届きます。
届いたチケットはそのままE-ticketとして使えるので、当日チケットカウンターなどに並ぶ必要はありません。
公式サイトと代理店サイトの値段の比較
次に公式サイトと代理店サイトの値段の比較を行ってみましょう。
今回は僕が予約をした便での比較です。
比較表
公式国鉄サイト | 2909 RUB | 約 5.1 千円 |
代理店サイト | 104 USD | 約 11.3 千円 |
この表の通り、代理店サイトは今回の場合、約2.2倍の値段がかかりました。
代理店で満足していますが、とにかく安く抑えたい場合は、公式国鉄サイトで予約をしましょう!
(参考)公式サイト価格写真

乗る前に抱いた疑問と、乗ってみたうえでの回答
最後に、シベリア鉄道に乗る前に抱いた様々な疑問に自分で回答したいと思います。
誰かのお役に立てれば幸いです。
もし、下の疑問以外に「質問したいことがある!」という方は、コメント欄もしくはTwitter(@pocho_jp)のDMまでご連絡ください!
インターネットは繋がるの?
電車の中にWifiはありません。
駅の近くや大きな街の中を電車が通るときは携帯の回線が繋がります。
ただし長距離移動する場合は、携帯会社のSIMが圏外になる可能性があるので、心配な人は事前に携帯ショップで確認するほうが良いでしょう。
僕は途中で圏外となり、3日目の午後から携帯の電波が使えなくなりました。
充電はできるの?
車内にはコンセントは数個あります。が、常に取り合い状態です。
深夜は比較的空いているが、モバイルバッテリーを持っていくことをおすすめします。
僕は24000mAhのモバイルバッテリーを持って行きました。
暇つぶしの道具は何がいい?
お察しの通り、シベリア鉄道は超暇です。暇つぶし道具は必須。
僕は車内で基本映画を見るか本を読むかスマホゲームをしていました。
ここで注意しておきたいのは、車内でインターネットが繋がらないので、事前にダウンロードしておく必要があります。
僕は映画見放題のAmazon Primeで事前にダウンロードしていた、映画やドラマをひたすら見ていた。
もし、映画をダウンロードしていなかったら、と思うと恐ろしい・・・。
疲れる?
結構疲れます。暇だしプライベート空間がありません。
車内温度はどんな感じ?
基本的には一日中快適な温度です。
ただ、急に暑くなったり寒くなったりする時があり、数時間続きます。
温度調整ができる服は持って行区くほうがいいでしょう。
シャワーはある?
あります。
僕は面倒だったので使いませんでした・・・。
超暇。だけど景色は素晴らしい。
情報は以上です。いかがだったでしょうか?海外で寝台列車に乗るといういい経験ができました。
これから乗る人に一番伝えたいのは、かならず暇つぶしの道具はもっていきましょう!と、いうこと。
ただし、景色は素晴らしかったので、楽しみにしてくださいね!